細やかな原点回帰
今日は買い物とお参りで帰りが遅くなり、掃除や片付けもあるので簡単にお昼を済まそうと懐かしいマルタイの棒ラーメンを
作りました。
豚骨棒ラーメンはくまモンラーメンはじめ、各社各品種が沢山でていますが結局私はどノーマルの醤油味、これに戻ってしま
います。大阪で子供の頃食べたチキンラーメンにこの淡い醤油の味の棒ラーメンがなんとも言えません。本当に些細な話です
が、味の原点回帰ですね。いやホントに久しぶりに食べて美味しかった。
それと、夕方になり炬燵に入ってテレビを見ているとNHKの番組、72時間スペシャルをやっていました。今回は2024年度の
ランキングTOP10の再放送でした。その中で印象に残ったのが10位の「別府、貸間の人生物語」でした。今年の1月初めの放
送で、その中の登場人物は色々な人達が登場しますが、今年100歳を迎えるご老人やおっさん同級生など。でも中でも一番心
に残ったのがとある夫婦でした。奥さんが病気との事で温泉に来ていて、歳は50歳前後でしょうか。
病名についてとまどいながら奥さんが話されたのは何度も手術を経た末期がんの様で、また顔色もよくありませんでした。そ
れでもこのご夫婦の間に流れる時間は「許された者」同士の貴重で尊い物で、地獄蒸しでできたスーパーの肉まんを頬張って
「ああ、おいしい」ってニッコリされる奥さんをただ傍にいて微笑まれるご主人、お互い全てを受け入れて穏やかな心で接し
ておられたのが特に印象的でした。
先日、義母の葬儀の際に法話としてマザーテレサさんのお話がありました。愛の反対は、、、無関心だと言う事でした。それ
では困難や不運、不幸の反対は何かを考えました。この例えで言えば成功や幸運、あるいは奇跡ではなく、それは平常心では
ないかとご夫婦を見て思いました。
いつ、いかなる困難に出会っても、ネガティブにも、ポジティブにも偏らず、常に傍で平常心でいる事の素晴らしさは想像に
難くありません。それと最後に、このご主人から年末スペシャルの番組宛に手紙が来ており、奥さんは薬石効なく7月にお亡
くなりになられたとの事。その話を聞いて胸がいたみました。
来年も平々凡々、日々穏やかでありますよう平常心を心がけたいと思います。
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