天下の名湯へ寄り道の旅
挙式も終わり、さらに一泊させていただいて十分英気を養ったつもりですが、今日から1泊2日で草津温泉へ行きます。軽井沢と
草津温泉は渋滞がなければ車で1時間20分位です。ですが、せっかく急いできたのに午前中一本のバスは目の前で定員一杯で乗
車できませんでした。次は午後1時、2時間半待ちですが、気を取り直して先に早めの昼ごはんを食べてから移動しようとなり、
軽井沢駅にある商業施設の軽井沢・プリンスショッピングプラザさんに向かいます。
どこもかしこも料理はインバウンド価格で目玉が飛び出ます。空港の食堂で食べる気分です。比較的空いていたフードコートに
行って横浜中華街 炒飯専門店 王鼎記(ワンディンキ)さんの炒飯をお互いチョイス。量的に丁度良かったのでした。ここまで
来て決して価格で選んだわけではありません。
フードコートも徐々に混雑し始めたので先ほどのバス停に向かいます。まだ1時間以上ありましたが、乗車拒否される位なら
どこで待っても同じですのでバス停で待つことにします。途中のどでかい駐車場は車でいっぱいです。長野は地元ですが、
東京方面も少なくないようでした。
昨日に続いて今日も快晴そのもの。日本晴れの良いお天気です。昨日より少し暖かく、ダウンは不要でした。
なんとかバスにも乗れて、無事に悠久の歴史を持つ温泉街、草津温泉にやってまいりました。バス停を出ると途端に硫黄の匂い
が風に乗ってやってきます。これで兵庫の有馬温泉、岐阜の下呂温泉、群馬の草津温泉と、日本三大名泉地を巡ることができま
した。どこもこの匂いで歓迎されますね。それにしてもインバウンドが多いこと多いこと。
久しぶりにTHE ONSENと言う雰囲気を味わいました。そして街は昭和+平成+令和で成り立っており、ちょっとしたカオスで
す。その中で私たちの今夜泊まるホテルは写真の奥に見える白い建物、大東館さんです。
ここが有名な草津温泉の湯畑。酸性度が高く、殺菌作用が強くて雑菌が発生する要素が少ないのですが、逆に金属製品をとことん
酸化させるので、温泉の脱衣所には鍵のかかる脱衣箱はないそうです。鍵が錆びてすぐ使えなくなるためだとか。腕時計や銀の指
輪や装身具などは硫黄もあって真っ黒になってしまいます。
陽も傾き、夕刻になるにつれ気温は下がり、湯気が一層目立ち始めます。1日にドラム缶何万本分の湯量と言うのは伊達では
ありませんね。壮観です。
日本三大名泉の名に恥じないとの事ですが、確かに湯量で言えば有馬よりも多い気がしますが、有馬は豊臣秀吉が愛した名泉で
泉質も鉄が多くて茶色。タオルが茶色の染まるほどですのでそれぞれの特性でしょうね。どこも大好きです。
さて、ホテルの到着直後に風呂に入り、バイキングでお腹が満ちたのでちょっと腹ごなしに街に繰り出してみます。先ほどより
さらに湯気が凄くなり、もう先が見えません。カメラのレンズが曇ります。
そして空を見上げると冬の星座であるオリオン座の登場です。朝日が登ってくる方向です。
散歩から帰り、少し窓を開けて外の空気に触れながら奥さんと2次会です。一昨日から怒涛の勢いで1200+αkmを移動して来まし
たが、一息つけました。明日はもう帰るので少し寂しく、少しホッとしています。
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