日田の住人に一歩近づいたかな
昨夜はお寺さんで施餓鬼会(供養)が取り行われました。私の知る限りでは、盂蘭盆会(お盆)と対になる仏事であり
日付は特に定まってはおらず、各宗派ともお盆近くに催すかと思います。
お盆とは違って故人、先祖の供養ではなく、広くそれ以外の六道で言う餓鬼道に堕ちて踠き苦しむ人々を飢えから
救うと言う趣旨だったかと思います。高校生の頃に教えて頂いた話でしたが、今の時代でネットで調べても、地域
や宗派で多少の違いがあっても、記憶と同じ様に記載されていたので多分そうだと思います。
供養は午後7時から始まり、午後8時頃まで続きます。この後は精霊流しがあるのですが、他のお寺のお坊さんも見え
らていて、その中に正月の地震に見舞われた真言宗のお寺のご住職さんからの法話を聞く事ができました。生かされ
ている事は私も大きな地震や、その直後に神戸入りしてその悲惨さはは経験しているので身に染みます。
私も奥さんも会葬をさせて頂きました。施餓鬼ですので、お焼香の様に茄子などを刻んだ食べ物をお供えするのは
初めての経験でした。こうして施餓鬼会と行う事で、故人や先祖の追供養となり、徳を高めるとの事でした。知ら
ない事が仏事では多いですね。また、私の家の宗派である浄土真宗では他力本願が教えですので、阿弥陀経ばかり
で般若心経は読みませんが、今回は皆で般若心経を。法然さんとその弟子の親鸞さんでは随分と教えが違う物だと
昔から思っていました。
最後は精霊流しとなります。お寺から少し豆田よりの川に皆で中に蝋燭を入れた灯籠を流します。実は川の下手に
は堰があり、そこでお寺の関係者の方が流した灯籠がご迷惑にならないように全て回収するようでした。
先ほども言った様に、浄土真宗の家で生まれましたので、基本的に宗派として施餓鬼供養はありません。ただ、生
家のご近所さんには、真言や浄土や曹洞や果はキリストなどの宗派の人がいらっしゃって(後にはイスラムも)、子
供の頃から耳にしていました。こうして縁のできたお寺さんですのでで、これで少しでも日田の住人に近づいたか
なと思います。
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