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ジャコビニ彗星の日

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72年10月9日、ではないけど、昨夜はふたご座流星群を見ようと風呂上がりにも関わらずベランダで南の
空を見ていましたが、1個流れるのを見ただけで早々に暖かい部屋と炬燵に退散しました。軟弱です。

(ああ、この歌の背景から既に50年近くが経過しているんですね。歳をとるはずです、、)

身近な天体ショーですが、こう言う景色や意識を見たり持ったりすると、人は自然の中で生かされていると
少し考えてしまいますね。地震や台風なんかも自然の営みとも言えるでしょうが、古来日本人は自然を崇拝
あるいは畏敬の念を持ってそれら災害とも共存していたと思うのですが、最近は少しそれがおかしくなって
きたかも知れませんし、そう言う方も沢山いらっしゃいます。

でも、私は学生時代の遺跡発掘のバイトをしていて、大阪の街に刻まれた歴史を見てきました。断層です。
崩れたら間違いなく死ぬかも知れない程の深さのトレンチに入って、断面に刻まれた時の記録を見ると、激
しく裂けて下の下の層まで貫いている箇所を幾つも目の当たりしました。

大阪でも数mの地割れが発生し、そこに洪水が大量の砂を運んできて断層を埋めたのです。そのでき方を想
像すると身の毛もよだちます。更にその上には人の歩いた後、足跡があり警察の鑑識に人物像を調べて貰っ
たり、縄文時代まで遡ると鹿の足跡、黒曜石の鏃の刺さった鹿の骨なども発掘したり、滅多に経験できない
事をした学生時代でした。

自然の話から学生時代のバイトに変わってしまいましたが、空を見る度にそんな事を思い出してしまいます。

 

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