冷たい恐怖
とっさにクラッチを握り、ブレーキはかけずに惰性で登り坂を進みます。すでに氷結した道路
がキラキラ、テカテカに光っています。その中でかろうじて路面が見える真ん中付近を必死で
進みます。
そして少し薄くなった所で路肩の未凍結部にバイクを止めて思案にくれました。すでに100m
近く進んでしまいました。覚悟を決めてバイクを降り、スイッチバックで方向転換。足元がとも
すれば滑ります。
なんとか方向転換できたものの、さてどう戻るか? 喫茶シアンクレールです(旧い!)。
やっぱりエンジンをかけずに惰性で降りることにしました。両足をソリの様に地面に付けてそ
ろそろと軽くブレーキを当てながら下ってゆきます。そして陽射しのある所へ。
それが上の写真です。10分位は放心していました。昨日、凍結していなかったので舐めてい
ましたが、丸一日陽の当たらない場所もある所にはあるものです。
引き返す途中で寄った道の駅。ここはバイク乗りの待ち合わせ場所にもなっていて、いつも
多くのグループ、バイクで賑わいます。
やっぱり大型車が多いですね。私のバイクが小さく見えてしまいますが、彼等はこれから山
の方へ行くようです。ご安全に。
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