水郷柳川小旅行
船頭さんによると昨日は雨と風で大変だったそうだが、今日は時折強い風が吹くものの
陽射しは強く、川下り日和との事。その割には船頭さん、息がだんだん荒くなってきてしん
どそうだった。
お城の堀に入る狭い水路。幅がギリギリで壁にはこすった跡が多数ついている。指を挟
まれたら船は遅くても質量があるので間違い無く折れるか大けがとなる。
狭い水路を抜けると開放的な水路に。船は棹を差しながら、船頭さんが色々地元言葉で
説明を加える。時々、何を言っているのか判らない時があるがそれもご愛嬌。でも、水路
脇にある遊歩道をウォーキングしているおばさんに軽々抜いていかれた。其れ位の船足
だ。
川下りを生業にする船会社も幾つもあって、最大で200艘位あると言っていた。船頭さんも
時折若い人もいてその船はやっぱりイキが良くて早い。
写真は最後の下船場。往復ではなく、上り下りの片道切符。時間にして約70分のゆっくり
まったりとした船旅だった。川面を渡る風が心地よく、ほとりの柳も緑色を増していた。さて
船を降りてからは定番の柳川名物、うなぎのせいろむし。
うなぎのせいろむしは初めて頂くが旨い!。タレのしみたご飯がぎっしりとうなぎの下にあ
って、うなぎも身は柔らかく皮は香ばしく浜松のうなぎにひけをとらなかった。家内も絶賛。
柳川は詩人の北原白秋の出身地でもある。街のあちこちにその記念碑があり、70年代に
は有志の手により生家を記念館にしたほどだ。
白秋で思い出すのはやっぱり童謡、唱歌だろう。雨降、ペチカ、待ちぼうけ、からたちの花
や静岡県のちゃっきり節なども彼の手による物だ。「あめあめふれふれ母さんが・・」で始ま
るこの歌を知らない日本人はいないだろうな。
白秋記念館を見学後は船で来た路を歩いて駅に戻る。途中、川端のお宅を見ればそれは
御殿と言える程の見事なお屋敷ばかり。私の知る限りでは阪急沿線の岡本や、帝塚山の
お屋敷群とひけをとらないほど立派なたたづまいだった。
船頭さんが途中、柳川は博多と長崎の間にあって通過地点となってしまった。寂しくなった
と言っていたが、明後日から始めるG.W.後半戦では凄い人出となるだろう。
博多から電車でちょっと行けば色々楽しめる所があるものだ。電車なので昼からビールも
飲んでご機嫌な一日だった。
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コメント
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柳川か・・・行ったこと無いのですが、行きたくなりました
更新楽しみにしています。
PS 奥さんによろしく。
投稿: すきもの | 2013年5月 2日 (木) 20時41分
こんばんは
久しぶりの更新です。最近こっちは放置気味でしたが、またボチボチやって
いきます。
柳川は先に書いた様に自動車だとどうしても博多と長崎の間にあって通過
点になってしまうのですが、なかなか情緒があって宜しいです。
うなぎのせいろむし、お勧めですので是非奥さんと一緒に行って下さい。最
近値段があがっていますが、値打ちあります。
それにしも大型バイクが多かったですよ。MVアグスタなんて外車も見ます。
125ccのスクーターに嫁さん載せて日田往復なんか前半やってました。また
博多に遊びに来て下さい。
投稿: warakado | 2013年5月 2日 (木) 21時53分