想定外の買い物

先週、想定外の買い物をした。腕時計は30歳、40歳など切り年齢で買い替えてい
たので50歳の時に奮発して国産の機械式クロノグラフを購入した。

とても良い時計だし、気に入っていたがクロノグラフはやはりちょっと若っぽく、
普段は良いが、様々な2ランク以上の方々が出席する会合などには止めていた。

そこで10年来欲しかった腕時計を購入した。この時計は10数年前にお客様との打
ち合わせの際、先方の技術部長がしていて、その時に特徴のある時計であり印象
に残ったが、メーカー名も何も判らないまま時折思い出す程度だった。

それが、日経ビジネスの裏表紙広告に目がとまり詳細を知った。「あ、これだ」と
直ぐに判ったが、分不相応な価格であり、女性の宝飾品と同じ様な物だった。1つ
作るのに3ヶ月以上職人の手を必要とするのだからある程度はするのだろうが、半
分程度の価格が妥当だろうと今も思う。

まあ、金利無し均等払いと言う、ブランドコンセプトに反した貧乏臭い買い方をし
たし、分不相応は確かだろうが、車やモーターサイクルに趣味としての関心が無く
なった今、装飾品で無駄遣いをしてみたくなったと言う事かな。

私の場合、物の所有にはあまり拘らない。使ってみたい、それだけ。その手段とし
て買うしか無いから買うだけで、同レベルで売るがある。売れる物しか買わないと
も言えるのだが、全てレンタル、リース代金としての差額で心は落ち着く次第だ。

中にはCanonの1DMark3やLeica M6の様などうしても手放したく無いカメラもあ
るし、SWAROVSKIの様な双眼鏡もある。この時計は見栄と言う衣を着る為の物だ
が、どちらになるだろう。