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旅は道連れ九州行脚 ~その2~

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明けて九州上陸二日目。午前中は姉宅で過ごし、昼をご一緒に。別府湾を一望できるホテルのイタメシ屋でランチ。かなり美味しかった。尚、このホテルで昼食を取ると、サービスで温泉に無料で入る事ができる。別府湾を見ながら大名気分で昼風呂。

さて、さっぱりした後は帰省モード。家内はそのまま姉夫婦と一緒に車で日田市内の実家へ移動する。一方私は糸の切れた凧となり、嬉々として移動ルートを探索、ただ天候が昨日とは一転し下り坂。降雨前に日田に着きたかったので迂回は止めて最短ルートで移動開始。ところがご覧の様に混み込みの状態。ナビにお願いしてまたトンでもないルートで移動する事となった。

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道はこう言う感じが延々と1時間以上は続き、水冷エンジンと言えども殆どがフルスロットル状態で焼気味に。ここで例の幻のコーナリングに開眼しそうになるが、休息でタイヤを見ると全然エッジが削れておらず錯覚とわかる。まあ、「気分はもうハイウェースター」でいい事にしよう。

この後は降雨に見舞われ大人しく60km走行で無事日田の実家に到着。私は普通60km位の道のりを150kmの遠回りにしたのだが、やはり渋滞に巻き込まれ車組みは相当遅れて到着。また、この夜も焼酎などをしこたま頂き酩酊、バタンキューであった。

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三日目は朝から本降りの雨。そろそろ曜日の感覚が無くなって来た。写真は車で出かけた日田近郊の小鹿田(おんた)の里、皿山。焼き物の里でトビカンナと言う独特の手法が有名。ここで茶碗と徳利猪口を購入。実用品である所が良い。写真は唐臼と言う水力を利用した土捏ね機。丁度、唐臼祭と言うイベントとやっており、大勢の観光客が雨中に関わらず立ち寄っていた。

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窯は写真の様にのぼり窯で高温で硬質に焼き上げる。里には10軒近い窯元があり、各々軒で茶碗や皿などを即売しており、あちこち冷やかしながら物色する。

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一通り見て周り、トビカンナ技法ではないが気に入った色付けの茶碗を購入、徳利と猪口は別の窯元で購入(していただいた、義母様に感謝)。

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因みに里への交通手段はと言うとバスがあるのだが、ご覧の様に日に3便。車が無いとどうにもならず、エコ云々の話でないことが判る。世界にはもっと交通手段の無い所があるので、車が売れないはずがない。都会基準だけで物は考えない事だな。

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里の上の方にあるミニ博物館。戦後、英国人の陶芸家であるバーナードリーチ氏もこの地に留まり製作活動をしたとか。

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さて、茶碗も買って次はと言う事で焼酎の「いいちこ」で有名な三和酒類株式会社さんの日田蒸留所へ向かう。ここはかつてニッカの蒸留所があった所だが、ウイスキーから焼酎へ日本の夜の嗜好が変わったように主も入れ替わった。元々日田は天領水で有名な様に水の良い所で酒造りには適した街、サッポロビールの九州工場もこの地にあるほど。

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2年前に訪れたサッポロビール工場は事前に予約したのだが、こちらは何時でもオープン。千客万来であった。写真は一次仕込み、二次仕込み行程。麹と水を混ぜて酵母を育て、更に蒸した大麦を加えて発酵させる。二つの変化を同時に行うのは焼酎や清酒作りに見られる特徴で、東洋独自のものらしい(パンフより)。

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工場は非常に空間が多くて理想的な環境。何もないがらんどうと言うのが物作りには適していると思っている。空調は大変だが、多少の変化が吸収されるので大はずれが無い。

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ウイスキーの様な蒸留釜。この蒸留にも減圧と常圧があり、より香気を残す減圧を行い常圧との原酒ブレンドが日田蒸留所の特徴とか。因みにここの売店で3種の限定原酒ミニボトルセットを購入。自宅でブレンドして見ることとする。楽しみ。

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ウイスキーの様に樽に詰めて寝かせる。樫樽の日付は1998年、11年前の物がずらっと並んでいた。これら原酒とブレンドしていいちことして市場に出て行く事となる。でも、正直言うと匂いはウィスキー工場の方が断然良い。仕事でお伺いしたサントリーの山崎工場はとてもよい香りがしていた記憶がある。

この日も実家に泊まらせて頂くが、夜は近くの中華料理屋で食事。これが何と美味しい事か。正直、大阪梅田やなんばでもこれほど美味しい中華は食べた事がない。あるものだ。名店があちこちに。で、この夜も焼酎を義兄と一本空けて酩酊、でバタンキュー。

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さて、旅も最終の四日目。昨日とは打って変わって晴天を得る。今日は耶馬溪方面から別府へ戻る事とした。写真は耶馬溪でも深耶馬溪の一目八景。耶馬溪の名を冠する地の中で、最も風光明媚と称されるところ。とりわけ山国川の支流、山移川に沿った景勝地は、八つの奇岩が一望できることから「一目八景」の由来となっている。空気が違った事は確か。

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途中、院内町の平成の森公園に立ち寄る。義母から心づくしの弁当を頂いたので早めに頂く事とする。ここはスポーツ公園となっており、野球場やサッカーグラウンド、テニスコートなどがある。丁度、高校野球の県大会を行っており、野球観戦をしながらで楽しくゆっくり昼ごはん時を過ごせた。

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ちょこっとご紹介するのが義母のちらし寿司弁当。ボリューム満天で家内も同じ量をぺろりとたいらげる。帰ってから体重計に乗るのがお互い怖い。

この後も全く写真を撮らずにひたすら走行を楽しむ。院内から豊前高田に抜けてそのまま国東半島を一周する。途中で何時も仕事で使う大分空港を見ながら改めてその位置関係を知る。随分外れにあるんだなと。そしていよいよ最終の別府観光港に再到着。

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乗船手続きを家内に任せてバイクを列に並べておく。中日は雨だったがタンデム走行する日はいずれも晴れか曇りであり、非常に天候に恵まれた旅程だった。

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帰りのフェリーもサンフラワー号で多分同じ。もう一艘あって、そちらの方が若く綺麗だったと記憶しているが、帰りも雑魚寝だし同じ事か。

と言う事で5月1日の出航から5月6日の帰港まで船内2泊、現地3泊の旅は無事終了。走行距離は実質3日で600kmと多くはないが、ニケツが450kmだった事を考えると結構よく走ったか。

6日の朝、大阪南港から自宅に戻り燃えていない事を確認し、荷解きをしてこの旅行は完了、無事これ名馬なり。また、大分の姉夫婦、日田のご両親には大変お世話になり、この旅の無事を報告するとともに、お礼申し上げます。

以上、九州帰省ツーリングの報告は終了。

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コメント

warakadoさん、こんにちは。

バイクで600kmもお疲れ様でした。

私も九州にもう一度行ってみたいんですよね。
大分から熊本に向かって走っている時、自分が阿蘇山の外輪山を走っていた事を判った時の感動って言ったら、なんて言ったらいいのでしょう。

機会が有ったら、再チャレンジしてみたいです。

warakadoさん無事お帰りなさい。
別府は修学旅行で一度行ったきりですが瀬戸内海のフェリーは懐かしく感じました。
今土曜ワイド劇場「温泉若おかみの殺人推理スペシャル」に妻は見入ってますが別府が舞台なんですよ。
最初に地獄巡りを見て更に懐かしく感じました。
今年のGWは初めは天候に恵まれて良かったのですが、後半関東方面は台風1号の影響で雨に祟られました。
九州もその影響が有った模様ですね。
でも夫婦二ケツ・ツーリングなんて懐かしき新婚旅行みたいで大変ながら羨ましいです。
将来小生も再新婚旅行に思い出の地へオープンカーでやりたいですね。
それまで健康管理と夫婦円満で行ける様精進しないと。

>YANBOさん
おはようございます。
九州はやまなみハイウェーが一般国道化したのでニケツで行こうと思った次第。20年振りの風景でしたが、広がりうねる草原にはやっぱり感動でした。YANBOさんも是非再上陸をお勧め致します。500円程度で入れる温泉も一杯ありますし。

>くわぽんさん
夫婦合わせて100歳、新婚旅行のやり直しと言う訳ではありませんが、結婚20周年を前に帰省を兼ねて遊んできました。選べば幾らでも空いてるルートが作れるので125ccの機動性を生かす事ができて楽しかったです。家内の両親もお元気で安心しましたし、女姉妹は歳と共に仲良くなる事も良く判りました。私は義兄と焼酎を久しぶりに飲めたのが楽しかったですね。

warakadoさん、こんにちは。

九州は私の帰省先でもあり、楽しく拝見しました。
いつもアクティブだと感心していましたが、更にパワーアップですね。

九州へ帰省するのに、フェリーの繁忙期は車はすぐに一杯だし、人だけでは港からが面倒だと思っていましたが、なるほどでした。

>minoo-larger waterfallさん
こんばんは。ご出身が九州だったのですか。私は生まれも育ちも大阪市内ですが、家内が大分なのでたまに一緒に帰省して羽を伸ばします。
別府や湯布院など一杯温泉があるので何時でも三昧できていいのですが、車が無いと移動が困難なのでスクーターは丁度良い遊び道具でした。

暫くノルディックをサボっているのでまた復活します。

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