俺達の旅はまだ半ば
32年ぶりの高校同窓会に行ってきた。同期490名で、最終的に参加したのは230名。多くが今も大阪近郊に住んでいたからだろうが、半分近くとはまさに驚きだった。
幹事は大変苦労した様だ。当初は多くても80名位で100名は行かないだろうと考えて、最も便利でリーズナブルな会場を選んだそうだ。
実はこのホテルで私の勤務する営業所の開設20周年記念をやった事がある。どれ位の費用かは知っているので良い選択と思ったが、そこに240名は入らないだろう、どうなるんだ?とふと不安にもなった。
で、この壮絶なパーティーに。立席で人の通る隙間が無い。消防法違反かも知れない位の混雑ぶりだ。でも逆にすぐそこに懐かしい顔があり、わいわいがやがや、身の上話をするもよし、ただただ昔を懐かしむもよし。健康談義や孫が出来たと言い出す者もいる。元カレ元カノも昔話に花が咲く。その内に墓の話も出てきそうな勢いだ。
今回、幹事の工夫で名札と一緒に高校生当時の写真を添付してくれていた。それが大ヒットで、お互い名札を手に取り合ってから顔を見合わせ、おもむろに笑い合う。「判る!判る!」と。
昔おっさんと思った奴が意外に今は若く見え、おぼこいやつが老けている。多分、最初から老けていただけかも知れ無いが当時の男前や美人なんて、今となれば関係のない話だ。
1974年から77年の間に在籍した高校だ(写真は高1)。何が幸せかの尺度は個人の裁量だろうが、高校の3年間は今思っても幸せな時間を過ごせた気がする。そう感じた連中が少なくても230名いたと言う事になる。
会いたい友人全てには会えなかったがもうこれでいい。元気にしているならそれで良い。3年後には出身高は創立50周年を迎えるそうだが調子にのっちゃいけない。32年間も会わなかったから出ない文句もある。黒を白に変える力がある。一瞬すれ違うのがいい。話し足りなくて口惜しいのがいい。
まだみんな旅の途中だ。振り返るのはたまにで良い。私はこれっきりでも構わない。また会う時がくれば必然として会うだろう。きっとあの世で。
« がきデカの時代 | トップページ | 梅良し、桃良し、桜まだ »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 本格的に冬が来た(2024.12.08)
- 難を転じて福となす(2024.12.07)
- トング!トング!トング!(2024.12.06)
- 紅一点!(2024.12.05)
- 霧に咽ぶ朝と災害(2024.12.04)
同窓会楽しんできた模様ですね。
幹事さんのひと工夫は参考になりますね、それが一番の道具ですね。
これを機会に再開から再度分かち合える友となれば思いますが、如何なんでしょうか。
それにしても35年前のwarakadoは細身でしたね、
最近の体格コメントからは想像出来ないです・・・失礼。
人生はまだまだ続きます、新たな出会い(人、物etc)があるかも、お楽しみに。
投稿: くわぽん | 2009年3月 5日 (木) 22時04分
>くわぽんさん
32年は流石に長かった様で、名札の写真が無ければわびしい思いをしました。と言うか、昔の写真を見たら一瞬で判るのが凄い所で、お互いのあだ名を呼び合ってました。一つ終わった所で、次の企画をしたがる人もいるでしょうが、きらめきは一瞬だからで程ほどが良い。同窓会はあくまで一休みの場所、私は常に今の立場で新たな出会いを積極的に求めたいです。
それと35年や32年前はスリムでそれなりの体格でして、ウエスト73cmが懐かしいです。一時はそれにプラス35cmでしたから。
投稿: warakado | 2009年3月 5日 (木) 22時41分