新緑の頃
見守ってきたコゲラ親子だったが、生存競争の掟かスズメに子供は殺され、親も巣から追い出された。毎日ウォッチしている人に聞くと、巣から引きずり出され地面に落ちていた。頭はスズメにつつかれて丸禿状態で血が流れていたそう。それでも親は地面の子供に暫くは餌を運んでいた様だが、次の日にはどこにも姿は見えなかったとの事。
で、当のスズメはと言うと一向に巣に入る様子は無く、要は自分のテリトリーに異分子を生存させたく無かっただけの模様。親では無く子を狙う所に確実さが感じられる。
悲しいがこれが現実。そんな事は日常茶飯事とばかりに杜はどんどん深さを増し、新緑の頃を迎えようとしている。
憎っくきスズメもこうしてみると可愛い。彼らが別に悪い訳ではない事は判っている。彼らも常に狙い狙われだ。
今日は暑かったか、何度もスズメが紫陽花園にできた水溜りに水浴びに来ていた。一つ感心した事がある。スズメはずぶ濡れの体を日向の枯れ草に潜り込んで水分をふき取っていた。バスタオル代わり!。何度も、何匹も同じ事をやっているので間違いない。何と頭の良い種族よ。
杜のにぎやかし、ヒヨドリが珍しく寡黙にたたずむ。彼らも黙っていると可愛い。
緑の中に紅一点 。椿の花がまだ咲いていた。紅一点とはこう言う事を言うのかと思ってしまった。
と足元をガサガサと音をさせてキジバトが悠々と歩いていた。おい、その団栗眼に俺が映らぬかと言っても知らぬ顔で通り過ぎていった。
ようやく会えたのがキビタキ。コマドリもいたようだが写真はない。今日は清清しい天気の休日だったので家族連れなど大勢の人出が午前中からあった。杜の中も子供達が走り回ってくれるので鳥が下に降りてこない。高い所に居るのをやっと見つけて無理やり撮影した。換算450mm程度ではこれが限界。
来週からは観察をメインに再びデジスコで頑張ってみるかな。
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