天気に恵まれた1月3日、今年も家内と奈良へやってきた。年末は京都、年始は奈良と言うパターンができてきた。去年は行っていない春日大社へのお参りが今年の目的。
猿沢の池のほとりにある、率川の船に乗ったお地蔵さん。一年ぶりだ。
猿沢の池から五重塔が見える。常日頃の行いのせいか、ポカポカの陽気で天気もよい。最高のお参り日和。

興味の無い方はあれだが、花園で開催されている全国高校ラクビー出場高の宿舎。実は5日の準決勝の組み合わせなのだが、隣どうしのホテルでミーティングの内容が聞こえそうな位の距離。伏見工業と長崎北陽台、強豪の激突が宿舎であるホテルから始まっている。この試合、面白そう。
例によって国宝の五重塔は健在である事を一応記録に残しておく。何回も見ている内に六重になったりしたらニュースだがそれは無い。
餌をくれそうな人をジッと見つめている。当然、私は殆ど無視状態。
お願い、そんな眼で見つめないで。おじさんはつい鹿せんべい買ってしまいそうだから。きりがないのよ。
陽だまりでご休息の図。小鹿が何匹が見える。
春日大社の参道へ入る。昨年はここから先へは行かずに大仏殿の方へ行った。正月に来るのは本当に初めてだ。
参道の途中に沢山ある灯篭。
緩やかな坂道を登っていくと本殿へ。ところが非常に混雑しており入場制限がかかっていた。暫く待つ。
本殿に入る。お賽銭をあげて今年一年の無事をお祈り。入場制限をしてくれているので少し待てば楽になるので助かる。
人の流れが途絶えた時を狙って写真を撮るが、直ぐに沢山の人が来るのでさっさと引き上げる。
お参りがメインなので写真に気を取られてはいけないと思いつつもつい。特に今回はEOSの1DMarkⅢ、人の頭に「ガッツーン!」とでも当たったら殴られそうなので充分気をつける。
帰路につくが、順路をたどると若草山へ出てきた。野焼きは今月の13日。夜空を焦がす紅蓮の炎を見れば写欲が俄然湧いてくるのだが、まだ一度も撮影に行った事がない。
写真は三月堂、直ぐ傍らには四月堂もある。でもメインはやっぱりお水取りで有名な二月堂。今年で1257回目となる年一度の行事なんか古今東西殆どないと思う。
元々は旧暦の二月に行われていたので「修二会」、松明を焚くので「お松明」、井戸から観音さまにお供えするお香水を汲み上げる儀式なので「お水取」。言い方、呼び方は様々ある様なのだが、やっぱり「お水取」が関西に春を呼ぶ儀式と言う事で一番しっくりくる。
確かに二月堂。途中の階段にペケ(×)印が石に刻まれており、それを踏んではいけない、忘れ物のすると地元の人が言っていた。でも初めて聞く話である。
石段を上り、お松明の上がる風景を見る。正月の奈良はとても穏やかに見える。
3月1日から14日まで実は毎日お松明は上がる。本数に少しの違いがあるが、3月12日だけの行ではない。12日だけ特別混雑する模様。
二月堂の裏側。流石にインターナショナル、何語が飛び交っているのかすら私には判らない。
今年は何とか時間をやりくりして撮影に来たいものだ。
二月堂を後にして大仏殿方面へ下る。土塀が綺麗である。
二月堂を臨む。お水取りの期間はここも人で溢れかえるのだろう。
今年は大仏殿には入場しなかったが、外からちょっと一枚。大仏さんが毎年ポーズを変えているなら入場するが、、と言ったらお叱りを受けるかな。
大仏殿から南大門方面を見る。結構沢山の人出だが、それでも住吉大社や伏見稲荷などから比べれば程ほどだ。奈良は落ち着いていてよい。
南大門をくぐる。
山門前も賑やかだ。鹿は全く人を怖がらないが、それでもペットではないのでうかつに触れない事だ。野生は慣れていても野生である。
奈良公園の中を行くと奈良国立博物館の新館に行き着く。今日はあまり興味が無い展示なのでまたの機会に。
こちらは奈良国立博物館の本館。
さて、今日は天気も良くて一年のスタートにはとてもまったりとした穏やかな時間を過ごす事が出来た。歩数も2万歩を超える散歩となり心身ともにリラックス。来年の事を言うのは気が早いが、毎年無事にこれると良いな。
追記:Canon EOS 1D MarkⅢ + EF24-105mm F4L 殆どプログラム撮影
流石に1Dでのスナップは体力が必要だったが、今年は全シーンをこいつで撮影する意気込みで臨んだつもり。嗚呼、でも途中でD40が戻っていればそちらがいいと本音で思った次第だが、下の写真の様なデイパックスリング利用だと重さはかなり軽減できる。唯一の欠点は太鼓腹の上でカメラが踊り、服のチャックで液晶やボディを傷つけてしまう事。それに気づいて移動中はずっと片手で押さえていた。傷対策が必要だ(腹が出ているのが一番有害かも知れない)。
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