涙チョチョぎれ・のち快晴
胃の具合が春先からおかしく、本日は生まれて初めて内視鏡検査を受ける事となった。何時もの出勤時間より少し遅く家を出るが、今日は爽やかで涼しく感じる。
検査は一元化検診から人間ドックで10年以上お世話になっている日生病院。地下鉄は阿波座にあり、職場にも近いのが利用理由なのだが設備が数mmほど古く、内視鏡も最新式のさわやかタイプでは無く、1cm以上太さのあるゲロゲロタイプと聞いていた。ドキドキするな。
これは単に検査中の心情を表した物。最初に胃の泡を抑える薬を飲み、その後には凍らせた麻酔薬(ゼリー?)をうがいの様に上を向いて喉で融かす。だんだんしびれてきて、全部融ける頃にはすっかり喉と舌の奥の方が麻痺して唾も上手く飲み込めない。で、左を下にしていよいよ検査の開始。オリンパスの内視鏡だったが、最初がまずゲロゲロ。続いて胃の入り口である噴門まで来てまたゲロゲロ。と、ここまでは一緒にモニターを見る事ができたが、更に突っ込んだ後に回頭して噴門を見る頃にはもう駄目。ひたすら吐き気との闘いであった。時間にして僅か4~5分だったと思うが、もう嫌だ。涙がチョチョぎれた。
朝から絶飲なので喉がカラカラの上、ゲロゲロだったから尚更。でも、まだ麻酔がしっかり効いていて上手く飲み込めないので我慢。診察結果を聞く為に暫く病院内で養生していたが、相当時間がかかりそうで外の公園で休息。風が気持ちいい。
さて、ようやく診察の時間。結果をドキドキして聞くが異常なし。少し前から処方されている薬も良く効いているようだ。一気に安堵モードへ入ると途端にお腹が減ってきた。そう言えばもう昼だ。
病院を出て食事をしようとしたが、まだ少し喉に違和感があったので更に我慢して時間を置く。でも、空を見ると雲ひとつない快晴だ。風も正午間近と言うのに爽やか。で、発作的に地下鉄にのり、帰宅方向とは逆に電車に乗り、写真の大阪港で下車した。夏休み中だったので結構子供達がいる。
50前のおっさん一人でやる事では無いが、異常なしが確認されし、快晴でもあるので高い所に昇って見たくなった。そう、観覧車に乗りに来たのだ。
雲ひとつない、今の私の心境の様な空を、街を見に来たのだ。地上112mはそれ程珍しい高さでは無くなったが、それでも写真のカプセルで行くのだ。それも冷房完備の。
あっと言う間に眼下に天保山が見える。これでも山(実際は公園)となっており、さっき登頂してきた所だ。
快晴だったが、風が少し弱かったので昼過ぎだとスモッグで明石方面が曇って見えなかったのが残念。
大阪のオフィス街がむこうに見える。あ~、実に気持ちがよい。先ほどの涙チョチョぎれる思いが嘘のようだ。精神的にはすっかり回復。
梅田方面を見ている事になるのかな?
頂点から下りに入り、南方面が見えて来た。南港大橋が良く見える。ちなみにカプセルの上にあるのがクーラーだ。実に良く効く。ヒエヒエで快適だが、これが無いと物好きにも程があると言う物。
海遊館とサントリーミュージアム。海上保安庁の巡視船も見える。
さてもオジサン一人での観覧車の旅は無事終了。麻酔も切れてお腹ペコペコ。今日は様子が判らなかったので一日休みを貰ったが、次回があるとすると午前だけ休めばOKかな。でも、結構きつかったのは確か。
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