今回も試写を兼ねて住吉さんに行って来た。初辰さんは12日だし、普段の何も無い土曜日の午後。住吉さんは静かだった。
お手水で手を洗いさてブラブラと撮影開始。今日は人が少ないので建物をメインに撮ろうかと考える。
やっぱり今回も写してしまった夫婦楠。この説明はもう止める。大学生男女4人のグループが楠の立派さに驚き、「2本がくっ付いているから夫婦なんやわ~」と表側で言っていた。私の解釈は「裏側を見てみなさい」だ。

初辰さんの赤いのぼりが目に飛び込んでくる。いつ見ても立派だ。近づくのが畏れ多いと言うのが正解か。
なかなか良いお顔をした狐さん。二体ある内、こちらのお顔の方が良い。
先ほどの夫婦楠の真意を知らないままの大学生達。君たち、まだまだ人生経験が足りないな。夫婦はね、くっつくだけじゃ駄目なのよ。
裏から入ったので夫婦楠の次は五大力さん。五所御前と言うそうだが五大力さんの方が判りやすい。柵の中には石舟が二艘あり、模様がそれぞれ違う。
二艘の内の奥側の石舟。五大力さんの説明は以下。

いわれは知らないが、五大力とは「寿力(命)」「福力」「体力」「財力」「知力」の五つを表す。五・大・力と各々書いてある石を3つ探し集め、守り袋に入れて持ち歩くか部屋に置く。受験生のお守りにもなっている。因みに「福力」とは人柄と解釈したい。自分が福を貰うのではなくて、人に福を与える事のできる人柄となる、、とね。でないと欲張り過ぎだ。
石舞台を見る。5月の神事ではここで舞楽が行われる。四天王寺さんや廣島の厳島神社と並んで旧いそうだ。

石舞台の西にある住居?高貴な方が来られた時に利用するのだろうか?
下界から見た石舞台。この門は後世建てたような気がするが、こちらから見ても綺麗な舞台だ。まだ見たことが無いが一度見て見たい。
正面からいって一番奥にあるのが第一本宮。お宮参りをしている家族を何組か見かけた。お参りするのは少々暑いが、穏やかな日でよかったね。
これは第二本宮の裏側。屋根の上には「置千木(おきちぎ)」と言って木が交差している飾りがある。写真は垂直に切られており、男性を祀ってある事を意味すると書いてあった。雑学ネタだ。
第二本宮の表側。空の青さを出したいばかりにアンダーになってしまった。まだまだ下手くそだな。
第二本宮の中を少し撮影させて頂いた。勿論撮影の前には畏れ多い事なのでちゃんとご挨拶はしている。とても綺麗な装飾でじっくり近寄って見たい。
第四本宮の裏から置千木を見ようと空を見ると、なんと虹が綺麗に見えた。え!雨なんて降ったっけ? それからこちらの置千木は水平に切られており、女性を祀っている事を表す。
第三本宮と第四本宮の置千木の違いが判る。本殿は四つあり、L字型に配列されており、第三から第一まで縦並び。第三と第四が横並びである。この辺は雑誌「大阪人」に詳しく解説されていたので覚えている。
親王が誕生した所なのでご記帳所があった。親王が無事成人なされた時の日本はどのようになっているのだろう、、などと思いながらおめでたい事なので記帳していく。

第三本宮と第四本宮を表から。本当に今日は人も少なく、じっくりお参り(撮影)する事ができた。
そう言えば今日は大安だ。今は少なくなった様に思う神前結婚式だ。新郎新婦がゴンドラスモークで降りてくるより、1800年の歴史を持つ所での結婚式が逆にモダンで豪華に思えてくる。どうかお幸せに。
~その1~はここまで。 ~その2~へ続く。
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