紛争
イスラエルに取引先がある。直接関係した事は無いが、そことうちの技術屋さん同士が何度もお互いの国を行き来してやっと仕事をまとめ、ようやく軌道にのってこれからと言う局面にあった事は知っていたが、それがロケット弾1発で吹っ飛ぼうとしている。
昨日も多くの犠牲が双方に出ている。お互い異なり、かつ共通する言語宗教地域歴史など、陸続き故に抱えてきた問題と、大国の思惑とが絡んで報復に次ぐ報復、結果として民間や若い兵士達に大きな被害がでる。私は彼の国の宗教文化歴史政治など直接触れた事が無いのでメディアを通じて『編集された出来事』を見るしかでき無いが、取引先の工場に勤める予備役の労働者が大勢兵役に付き、そうなれば工場経営が成り立たないと言ってきたのは真だ。
中年駄目サラリーマンが中東問題や人権問題を語れるほど事情に精通しているとも思えないし、場末のブログで浅はかな了見を論じる事もない。ただ、最初に仕掛けたのは誰だ!を論じてもいったいどこまで遡ればお互いの代表は気が済むのか疑問だ。
また、そうして累々と重ねられる大勢の民間人の死を誰がどうやって、何の為の死として償うと言うのか?古来国境を何千年も海に守られ、色々な宗教を容認し、近代になって100年以上本土での内戦が無く、争い事は文書で抗議したりお金を出したりする日本に居て、もはやこの洞察力・処理能力の貧弱な頭では想像もおぼつか無い。
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