天王寺七坂散策
所用があり黒門へ行った帰り道、ポカポカの陽気に誘われて天王寺まで歩いていく事にした。当然いつもの散歩コースを取る事に。ただ七坂のうち真言坂と源聖寺坂は飛ばして口縄坂から。
春には2本の桜の古木が咲いて実に美しい。晩秋の景色であまり記憶は無い。色づく樹は無かったな。
ちょっと寄り道されたのか何カットか写真を撮られて下寺方面へ下っていかれた。夫婦静かに歩くに似合う街。
愛染さんにて。紅葉ももうお終いかな。風に吹かれてチリチリと縮んで来た様に見える。それでも昨日、京都は沢山の人出だったろうな。私は地元でゆっくりのんびり。
大江神社の横にある愛染坂。車は通れない道だ。横の工事は星光学園の新校舎建設だったと思う。凄く立派に、綺麗になっている。
大江神社境内から下寺を臨む。階段を上り下りしてトレーニング。何度も何度も繰り返していらっしゃる。とてもマネできそうにない。 ‥と思っているとテレビで見た人がいた。
青のウインドブレーカーの人、ザぼんちのぼんちおさむさんだった。私と眼が合い、でかいカメラとレンズを見て表情に一瞬の曇りを見たので撮らなかった。一人で黙々と努力されていらっしゃる模様。暫くするとお付きの若い方も一緒に上り下りのトレーニングをしていた。一人で、静かに、黙々と‥であった。
愛染から南に行って清水坂。京都の清水さんと同じ呼び名。自転車用の道が作ってあり坂によって管理が随分違う事に気づく。
両側に民家の並ぶ天神坂。この下行くと安居天神があり、名前はそこからの由来。大阪夏の陣で真田幸村(信繁)が討ち死にした神社で有名で、境内に「真田幸村戦死跡之碑」がある。あくまでも戦死とあるのは建造時代を反映してか。
そして七坂最後は交通量の多い逢坂(おうさか)、奈良へ向かう国道25号線に組まれてもいる。写真は浄土宗の一心寺で、映っている坊さんもそちらの方々。鉄筋コンクリートでできたモダンな建物は建築家でもある住職の手によるものと聞く。
また、一心寺は遺骨を粉末にして固めた仏像である「お骨佛」で良く知られているし、前述の大阪夏の陣の折には徳川方の本陣が敷かれた(茶臼山のはずだが、、)とも物の本にはある。
一心寺の直ぐ傍に建築家住職らしいシアターなどが点在する。その中で大阪芸術大学と京都造形芸術大学の2大学による「木の都」展をやっているのを覗いた。木の都とは大阪出身の作家である織田作之助の同名小説だが、夕陽丘を今後どうすれば良いか?計画提案をするものであった。技術系ではなく、芸術系の建築科学生に自由に計画させた物で大変面白く拝見させて頂いた。
アーバン・ツーリズム「まち歩き」により楽しさが増す街が現実できれば良いね。
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